
もう誌面に載ってましたね。
…遅ればせながら、この度「まんがタイムきららフォワード」にて、
やっとこさストーリー漫画の連載をもつことができました。
それもこれも応援してくださった皆様のおかげであります。
ありがとうございます。
タイトルは「トランジスタティーセット〜電気街路図〜」
秋葉原を舞台にしたギャグマンガであります。
秋葉原…。
ちょいと時期的にイロイロあるテーマなので、
この作品に関して前もって弁明しておこうかな…と。
小生、もともと住んでいる場所が秋葉原に自転車で行ける所にあり、
子供の頃から、しょっちゅう秋葉原に出かけては電化製品を物色していました。
(今では同人誌やらDVDやらを物色する大人になっていますが…。)
そんな小生にとって、秋葉原という場所には2つのイメージがありまして、
一つはオタクとサブカルチャーの街としてのアキバ。
もう一つは、昭和の闇市を髣髴とさせる商店群に、
エレクトロニクスとそのエキスパートが集まる、電気街としての秋葉原。
でも最近、秋葉原を扱うメディア…特にTVのワイドショーなんかは、
オタクの街としての秋葉原をかなり痛い扱いでいじり回し、
…いや、それ所か自分達で脚色して、かなり偏ったイメージをばら撒く始末。
なので、この辺で、オタクの側から、
もう一つの秋葉原のイメージをフューチャーするものを、
細々と出していけたらなー…と思うにいたりまして…
まあ、それがこの漫画の出発点です。
簡単に言ってしまうと、
昭和を感じさせるカッチョイイ電子部品屋街や、
そこに集まるカッチョイイ人たちを描きたいってこってす。
無論、オタクとしてオタク文化は否定せずに、ネタとしても使いつつ。
とまあ、こういった動機で描き始めたこの漫画なのでありますが、
かなり長い期間かけて取材とネーム作業をし、
ようやく作画に入るあたりで、半分ヤラセのケツ出し女騒動が勃発。
さらに原稿が完成した直後に、例のやるせない連続殺傷事件…。
第一話の舞台でもあるホコ天の中止。
連載前から足元が見えなくなっちゃいました…。
また、事件後にこんな漫画を出すのっていいのだろうか…とも思います。
でも、ひと月経って出せなきゃ、多分永遠にお蔵入りになってしまいそうなので、
今回、連載させていただくことにしました。
自分なりに魂削って書き込みをした漫画でありますので、
暖かな目でおつきあい頂ければ幸いであります。
詳しい作品紹介は、連載開始に合わせて、ここに書き込む予定です。
うーん…この漫画…これからどうやっていこう…。